住まいを守り、建物の寿命に関わる大切な外壁材は、種類も多く、特徴も様々です。

自宅の外壁材に合わせた適切な塗り替えを!

ご自宅の外壁に合わせた適切な塗り替えを行う為にも、耐火、耐水、耐候性の他、色彩やデザインの調和など、一般的な戸建住宅に用いられる主な外壁材を、大きく下記の6種類に分けてそれぞれの特徴、性質などの基礎知識を紹介します。

 サイディング(窯業系、金属系、木質系)

既存の壁の上に貼りつける事ができるなど、施工性に優れています。塗装や塗膜材の種類によって塗り替えの周期は変わり、フッ素樹脂は耐久性が高く、15~20年、ポリウレタン樹脂系の場合は8~15年、アクリル樹脂系は6~10年とコ-キング材部分の劣化の状況を定期的に確認する事が必要です。また、木質系は、塗装面が変色してきたら塗り替えの時期となり、10~15年に1度が目安となります。

 サイディング(ALC)

気泡コンクリートと呼ばれる特殊コンクリートの一種。加工がしやすく耐火性、断熱性にも優れているALC外壁は、石灰質減量、珪酸質原料を主原料として、発泡剤、混和材を混合し、養生硬化させた多孔質の軽量コンクリートパネルです。鉄骨造の床・壁・天井などにも使用されています。外壁の補修前に必要に応じて補修を行い、充分な養生が必要になる事もあり、上塗りは最低2回は必要とされています。

 モルタル

セメントに砂、混和材を混ぜ、水を加えて練った湿式工法により塗装された外壁。タイル貼りの下地にも使われ、施工性に優れています。またコストが安く、防火性が高いのも特徴的です。地震などの影響により、亀裂が入ってくることもあるので、5~10年ほどで再塗装などの検討が必要。モルタル外壁のリフォ-ムで、重要となるのが、修理材でヒビ割れなどを塞ぐ下地調整という作業です。5年、10年先の外壁の状態に大きく影響する作業となります。

 コンクリート

砂、砂利、水などをセメントで凝固させた人工の石。住宅の外壁の他、施工が容易な為、道路やダムなど幅広くしようされ、耐久性に優れています。

 タイル粘土

を主原料として鉱物などを混ぜて板状に成形し、焼成して作られる素材。耐候性、耐久性、耐火性に優れており、メンテナンスが不要な半面、コストが高いようです。最近では重量があり、手間がかかる理由などから乾式工法が主流となっています。

 漆喰

消石灰を主原料として麻、水、膠着剤などで練り上げた素材。防火性、調湿性に優れ、カビが付きにくく、気候の変化が激しい日本に適しており、伝統的な塗り壁材。最近では、素材を工場で混合させた既調合材料の使用が増えています。 外壁の種類によってリフォ-ムの方法も変わってきますので、ご自宅の外壁をしっかりと理解しておきましょう。